IIJ、月額8000円から利用可能なクラウドサービス「IIJ GIO」


 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は10月5日、クラウドサービス「IIJ GIO(ジオ)」を発表した。第一弾として、企業の多様なニーズにきめ細かく対応するプライベート型クラウドサービス「GIOプライベート」を11月より開始。続いて、パッケージ化された安価なパブリック型クラウドサービス「GIOパブリック」を2010年4月に提供する予定。

 IIJ GIOは、同社が従来より提供していたアウトソーシングサービス「IBPS(Integration & Business Platform Service)」を新たなサービス基盤上に構築して提供するクラウドサービス。仮想化技術を利用することで、システム要件に応じてサーバーリソースを柔軟に選択できるほか、同社独自開発の制御機能によりレイヤ2ネットワーク上で複数台のサーバーリソースの自動的な割当も可能。また、オープンソースソフトウェアを採用することで、月額8000円からの価格設定としている点も特長となっている。

 クラウド環境は、パッケージ化されたメニューから必要な機能を選択する「パブリック型」と、仮想化型・専有型・個別サーバーの3タイプをベースに必要なITリソースを自由に組み合わせられる「プライベート型」が用意される。

 11月より提供されるGIOプライベートは、「仮想化サーバタイプ」「専有サーバタイプ」「個別サーバタイプ」の3つを用意。仮想化サーバタイプは、0.5~8コアの割当が可能で、メモリは1~16GB、ディスク容量は30GB、OSはCentOS 32bit/64bit。専有サーバタイプは、8コアCPUが割り当てられ、メモリは24GB、ディスク容量は30GB、OSはCentOS 32bit/64bit。個別サーバタイプは顧客の要件に応じて提供される。価格は、仮想化サーバタイプが月額8000~3万9000円(税別)、専有サーバタイプが月額4万5000円(税別)。



(福浦 一広)

2009/10/5 12:30