日本ユニシスと富士ソフト、SharePoint Serverを用いた文書管理ソリューション

　日本ユニシス株式会社と富士ソフト株式会社は10月6日、SharePoint Server 2007による文書管理分野で協業すると発表した。同ソフトの機能を利用したエンタープライズコンテンツ管理（ECM）機能を活用し、文書管理構築サービスを提供する。

　今回提供されるサービスでは、SharePoint Server 2007の「ドキュメントライブラリー」機能を用いた文書管理に最適なサイト構築を行うほか、クライアントPC向けの文書登録モジュール、富士ゼロックス製複合機「ApeosPort」向けの連携モジュールを提供する。

　クライアントPC向けのモジュールは、ドラッグアンドドロップで文書とその属性情報を登録できるアプリケーションで、ユーザーが投稿権限を持っている「ドキュメントライブラリー」を自動的に表示する機能も備える。また、複合機の連携モジュールでも、複合機の画面に、ユーザーの投稿権限のある「ドキュメントライブラリー」を自動で表示し、スキャンしたデータとその属性情報を直接登録できる。これによって、クライアントPCから電子文書の登録や、複合機でスキャンした文書の登録を容易に行えるようになるとともに、属性情報を活用して、効率的に文書を共有できるシステムを実現するという。

　また、スキャンしたデータは、スカイコムの「SkyPDF for SharePoint Server 2007」により、IRM（Information Rights Management）権限を付与したPDFファイルとして、SharePoint Server 2007の「ドキュメントライブラリー」へ登録されるので、適切な情報管理を実現可能。ダウンロード時に、Windows Rights Management Servicesを用いて暗号化する機能も備えている。

　なおこのサービスの提供にあたっては、日本ユニシスがSharePoint Server 2007と各社の製品のインテグレーションなど、文書管理システム構築を担当し、富士ソフトが、関連モジュールの提供、およびその適用・カスタマイズに関するサービスを提供するとのこと。両社では、年間20社への提供を目指している。