大塚商会、ユーザーに負担をかけないクライアントPCバックアップソリューション


 株式会社大塚商会は10月6日、主に中小企業を対象としたクライアントPC向けのバックアップサービス「TWIN NASクライアントバックアップ」を発表した。10月15日より販売を開始する。

 TWIN NASクライアントバックアップは、クライアントPCのデータを自動的にバックアップするサービス。データの作成やメールの受信をシステムが自動的に検知し、ファイルサーバーへ転送して保存するため、ユーザーが操作を意識することなく、データのバックアップを実現する。転送は、PC内のデータを作成、あるいは更新・上書きしたタイミングで、リアルタイムに行われる仕組みで、OSやソフトウェアのシステムデータ以外のデータは、すべてバックアップの対象にできる。

 またデータは、大塚商会のNASソリューション「TWIN NAS」内に保存されるが、このNAS自体も定期的に複製バックアップされるので、PCのデータ消失リスクを最小限に抑えられ、万一の障害時にはサーバーを切り替えて業務を継続できるとのこと。

 価格は82万円(税別)で、バックアップソフト「Secure Back 3 Lite Edition for TWIN NAS」のライセンス(1サーバー、30クライアント)と、既存サーバーの調査、導入設定作業などを含む、導入支援サービスを提供する。TWIN NAS 1TBパックは別途購入する必要があり、こちらの価格は120万円(税別)。

 大塚商会では、初年度100セットの販売を目標としている。

TWIN NASクライアントバックアップの利用イメージ





(石井 一志)

2009/10/6 15:50