日本IBM、メール/カレンダーの機能をクラウドで提供する「LotusLive iNotes」


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は10月6日、企業向け電子メールのクラウドサービス「IBM LotusLive iNotes V1.0」を発表した。価格は、1ユーザーあたり5150円(税別)/年で、1GBのメール容量が提供される。

 IBM LotusLive iNotes V1.0は、自社の企業向けコラボレーション製品の実績をもとに開発されたクラウドサービス。メールとカレンダー、アドレス管理の機能に特化することで、低価格での提供を実現したという。メール関連の機能としては、企業内アドレス帳や配信リストと連動したアドレス管理をサポート。また、オフライン作業に対応するほか、ドラッグ&ドロップによるメール整理、日付・件名・送信者のソート機能を備え、一般的なメールクライアントと同等の操作性を、Webブラウザ上で実現している。

 加えて、Lotus NotesやMicrosoft Exchangeといったコラボレーションツールとの連携をサポートしているため、既存システムを使用しながら、徐々にクラウド環境へ移行する、といった使い方も可能。セキュリティ面では、迷惑メール(スパム)対策、ウイルス対策による受信メール保護機能を標準で搭載した。

 カレンダー機能では、プライベートを含む個人カレンダーの管理に対応するほか、全従業員へ、最新のイベントや会議などの予定が記載されたカレンダーを配信することもできる。


(石井 一志)

2009/10/6 16:12