メッセージラボが管理GUIを日本語化、SMBへの拡販意向を示す


カントリーマネージャーの山本誠治氏

 メッセージラボジャパン株式会社(以下、メッセージラボ)は10月6日、メール・Webホステッドセキュリティサービスの管理者画面を日本語化したと発表した。「シマンテックホステッドサービス」の一環として同日より提供を開始し、国内SMB市場への拡販を強化する。

 メッセージラボのサービスは、独自開発の人工知能「Skeptic」をベースとした5段階の複合スキャンシステムによる「ホステッドセキュリティサービス」。同システムにトラフィックをすべて経由させ、すべてのメール・Webから悪いものを排除してから、ユーザー企業のインフラに届ける。

 特徴は、メールサーバーの設定変更のみで導入できる「移行の容易さ」、セキュリティ担当者が不要で「TCO削減と予算化」が行える点、高い検知精度や稼働率を保障する「SLA」など。特にSLAでは「既知・未知含めて100%のウイルス検知」「誤検知はわずか0.0001%」「100%の配信・サービス稼働率」など、業界トップレベルを自負するサービス保証を提供している。

サービス概要提供サービス一覧SLA

 今後はSMB市場に拡販を開始。日本では大企業ユーザーがほとんどで、SMB市場には良さが十分伝わりきっていないという。一方で同社では2008年にMessage Labsが米Symantecに買収されて以来、シマンテックとの統合を進めるとともに、「価格競争力」「SMBパートナー」「販売&マーケティング体制」「日本語ヘルプデスク」「運用の容易さ」をキーポイントに、特にSMBへの拡販体制を整えてきた。

 今回のGUI日本語化は、「SMB市場における最大のネック」(カントリーマネージャーの山本誠治氏)を解消し、「運用の容易さ」を実現するもの。日本語化により、「これまで意図的に控えてきたSMB市場への拡販を本格的にスタートする」と意気込みを見せる。

 日本語化は、シマンテックローカリゼーションチームが担当したほか、10月1日からはサービス名称を「シマンテックホステッドサービス」にブランド統一。新たなロゴマークも作成するなど、「両社の統合は順調に進んでいる」(同氏)とも説明した。

管理GUIを日本語化設定画面(左)もレポート画面(右)も日本語化された

 体制面でも、ユーザーが直接メッセージラボへ問い合わせできる「日本語ヘルプデスク」を新設したり、SMB市場にはテレマーケティングも必要となることからマーケティング担当者を配備したり、SMB市場に向けた強化を進めている。またパートナー戦略として、日本IBM、Verizon、日立情報などの既存パートナーに加え、特にSMB市場に強いSIerも募っていく方針。山本氏によれば「すでに数社と調整段階に入っている」とのこと。

 メッセージラボのいうSMBとは、従業員10~500名の企業のことだ。「日本ではこの企業規模でホステッドセキュリティサービスを利用するユーザーはほとんど皆無。一方で英国では10名以下の企業でさえ10%も利用しており、SMB市場にメリットが十分に伝わっている」(同氏)。今回の施策で、日本でもSMB市場への拡販を強化し、「SMB市場にこそ効果的なサービスだ」と訴求していく考え。




(川島 弘之)

2009/10/6 16:31