日本HP、SAPアプリのライクサイクル管理を支援する「E2Eテスト管理ソリューション」


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は10月8日、SAPアプリケーションのライフサイクル管理において、効率化と品質向上を実現する「SAP E2Eテスト管理ソリューション」を発表した。SAPアプリケーションの管理基盤「SAP Solution Manager」と、アプリケーションの要件・テストを管理する「SAP Quality Center by HP」を統合してサービス化した。価格は個別見積もり。

 SAP E2Eテスト管理ソリューションでは、アプリケーションの変更、修正パッチ適用といったことを行う際に、SAP Solution Managerが修正/変更によって影響が生じる部分を事前に検知。SAP Quality Center by HPがPDCAのサイクルを回しながら効率よくテストを行うので、リスクの軽減、テスト効率の向上を実現できるという。

 また、このソリューションは、アプリケーションライフサイクルでのテスト管理シナリオに関して、SAPと共同検証プロジェクトを行って検証を重ね、実証済みのソリューションとして提供される点も特徴。日本HPが蓄積したノウハウを活用し、顧客企業のTCO削減や品質管理向上を支援するとしている。

 具体的なメニューとしては、統合テスト管理基盤の導入を行う「E2Eテスト管理導入サービス」、SAP Quality Center by HPを活用した機能テスト・シナリオテストの自動化を行う「テスト自動化サービス」、日本HPのオフショアセンターを利用したテスト関連のアウトソーシングを提供する「テスト・アウトソーシングサービス」、アプリケーションの品質保証活動に対するコンサルティングと、導入・定着支援を提供する「品質管理コンサルティング・サービス」の4つを用意した。


(石井 一志)

2009/10/8 12:34