NTTデータ、運用管理ソフト「Hinemos」の仮想環境向け機能を強化-Xenに対応


 株式会社NTTデータは10月13日、オープンソースの統合運用管理ソフト「Hinemos」を仮想環境に対応させる「同 VM管理オプション」について、新版「Ver.1.1」を提供すると発表した。同日より、Hinemosパートナーへの出荷が開始される。

 Hinemosはオープンソースソフト(OSS)として提供されている統合運用管理ソフト。ネットワークとサーバーを監視するシステム監視の機能と、ジョブ管理機能の双方を兼ね備えている。このHinemosを仮想環境に対応させるのがVM管理オプションで、これを導入すると、仮想環境上の仮想マシンと、仮想化されていない物理環境が混在した環境でも、一元的にシステム管理を行えるようになる。

 従来は、VMware ESX 3.5/ESXi 3.5に対応していたが、今回はRed Hat Enterprise Linux 5環境で動作するXenをサポートした。OSSの仮想化ソフトであるXenに対応したため、仮想化レイヤから運用管理レイヤまで、すべてをOSSでそろえられるようになり、よりコストパフォーマンスの優れた企業内IT基盤を実現できるという。またVMwareについても、最新のVMware ESX 4.0/ESXi 4.0に対応したほか、VMware環境におけるイベント検知機能が追加された。もちろん、VMware、Xenの混在環境でも一元的な運用管理を行える。




(石井 一志)

2009/10/13 17:15