米Cisco、無線ネットワーク機器の米Starentを29億ドルで買収
米Cisco Systemsは10月13日(米国時間)、無線ネットワーク機器ベンダーの米Starent Networksを買収することで合意したと発表した。買収金額は総額約29億ドル。規制当局の承認をへて、2010年第1四半期に完了の見込み。
Starentは、マルチメディアインテリジェンス、コアネットワーク機能、アクセス管理などのモバイルインフラ機器やソリューションを提供するベンダー。同社の技術を利用して、ネットワークオペレーターはインターネットサービスなどの最新サービスを提供できるという。CDMA2000(1X、EV-DO)、UMTS/HSPA、WiMaxのネットワークに実装できる。
CiscoはStarent買収によって、モバイルオペレーター向け事業を強化。インターネットサービスやコンバージェンスサービスの提供、収益化などを支援するとしている。Starentは買収後、Ciscoのサービスプロバイダ向け事業部の下に新設する「モバイルインターネット技術グループ」として運営される。StarentのCEO、Ashraf Dahod氏が同グループを率いる予定だ。
買収金額は1株あたり35ドルで、現金で支払う。両社の取締役会の承認を得ているという。
2009/10/14 08:36