アンラボ、セキュリティ機器の監視サービス「AMSS」-SMBにはネットワールドと展開


 株式会社アンラボは10月14日、ネットワークセキュリティ機器などの監視やレポート提供を行う「アンラボマネージドセキュリティサービス(以下、AMSS)」の提供を開始すると発表した。

 AMSSは、ファイアウォールやIDS/IPSの運用監視を、24時間365日体制で行うサービスで、アンラボが培ってきたセキュリティ脅威への緊急対応ノウハウをサービス化した。また、同社の企業向けウイルス対策ソフト「V3 Internet Security」についても、初年度分を標準で添付。次年度以降の更新時においても、特別価格で提供する。

 対象機器は、アンラボ、シスコ、ジュニパーネットワークス、フォーティネット、日本IBM(ISS)などの機器で、順次拡大していく予定。また今後は、DDoS監視サービスやWeb脆弱性診断サービスなど、提供範囲も拡大するとしている。

 参考価格は、AhnLab TrusGuard50/70の場合で2万4000円/月から、IBM Proventia GX4シリーズの場合で4万8000円/月から。このほか、初期費用が別途必要になる。

 アンラボでは、オンラインゲームの提供企業、データセンターのユーザー、中堅・中小企業(SMB)にフォーカスして販売を進める計画で、データセンターユーザーは住商情報システムと、SMBについてはネットワールドとの協業によって展開するとのこと。

 なおネットワールドからは、現在販売しているネットワークセキュリティ製品とAMSSを組み合わせ、高付加価値サービスとしてユーザーに提供することが発表されている。


(石井 一志)

2009/10/14 17:53