日立電サ、エンジニアが課題解決を支援する「安心IT訪問サービス」


 日立電子サービス株式会社(以下、日立電サ)は10月14日、エンジニアが顧客企業を定期的に訪問し、ITシステム運用の課題解決を支援するサービス「安心IT訪問サービス」を発表した。同日より販売を開始する。

 安心IT訪問サービスは、エンジニアが顧客企業を月1回訪問し、ITシステムの運用にかかわる作業代行や、課題解決に向けた支援などを行うサービス。作業項目を顧客自身が選択するため、必要なサポートだけを受けられるメリットがあるという。また、日立グループ以外の製品も対象にできるほか、毎月異なったメニュー、作業項目の組み合わせを選択可能な柔軟性もあるとのこと。

 月額費用は、月1回の定期訪問と、基本情報管理、作業報告書の提出を含む「基本メニュー」を中核に、フィルタ清掃やランプ点検、HDD使用量確認といった「点検メニュー」、バックアップメディアの交換やユーザーアカウント管理、データベース再編成などを行う「運用メニュー」を組み合わせて算定する仕組みで、基本メニューが2万6250円、点検メニューと運用メニューが1時間あたり1万5750円。なお月額費用には、訪問時、メールをあわせて月2件までの「お悩み相談」の料金も含まれている。

 また、トラブル復旧支援、ネットワーク診断、環境診断、ヘルプデスクなども必要に応じて提供される。こちらの価格は個別見積もり。

 日立電サでは、2011年3月末までに1億8000万円の売り上げを目指している。


(石井 一志)

2009/10/14 18:27