ユーフィット、情報共有と活用を促進するSaaS型グループウェア


 株式会社ユーフィットは10月15日、SaaS型のグループウェア「ナレジオン」を提供開始すると発表した。グループウェア機能と3種類のポータルを融合させているのが特徴で、情報共有プラットフォームを一元化することにより、生産性と組織力の向上を実現するという。

 ナレジオンは、情報共有に配慮したSaaS型のグループウェア。レポートや掲示板、社内ポータルのブログ機能に加えて、版管理可能なファイル管理(文書管理)機能にもコメント機能を備え、ユーザー間のコミュニケーションを促進できる。また、各自が必要とする情報を「全社」「グループ」「個人」の3段階のポータルに自動的に整理し、プッシュアウトすることによって、シーンごとに必要な情報をすぐに入手できるようにした。

 一方、情報活用の面では、テキストマイニング機能付きの検索エンジンによって、キーワード検索と全文検索機能を提供し、高速かつ高精度に、必要な情報を見つけ出せるとのこと。もちろん、各機能は必要に応じてオン/オフでき、必要な機能のみを選択して利用することもできる。

 価格は、これらの機能に加えて、Webメール、シングルサインオン、RSS、トピックスなどの機能を備えた「スタンダード・エディション」がIDあたり月額800円(税別)から、ワークグループでの情報共有に特化し、Webメール、ワークフローなど一部機能を省いた「エントリー・エディション」がIDあたり月額300円(税別)から。このほか、SaaSではなく、サーバーにシステムをセットアップして出荷するライセンス提供も2010年1月に提供を開始する。こちらはIDあたり1万円で、別途初期費用や保守費用、オプション追加費用などが必要になる。

 なお今後は、携帯電話向けのモバイル機能を2010年1月に提供するほか、現在利用中のグループウェアからの移行サービスや、API拡張、SFA/CRM機能などを、順次提供する予定である。


(石井 一志)

2009/10/15 15:43