米Microsoft、SharePoint Server 2010とOffice 2010のパブリックβ版を11月リリース


 米Microsoftは10月19日(米国時間)、「Microsoft Office 2010」とポータルサーバー「Microsoft SharePoint Server 2010」のパブリックベータ版を11月にリリースすると発表した。SharePoint Server 2010の新機能を紹介するのは初めて。新ユーザーインターフェイス「ribbon」を導入したほか、Officeとの統合を強化したという。

 発表したSteve Ballmer CEOは、SharePointのビジネス・コラボレーション・プラットフォームとしての特徴を強調。1)リッチコンテンツやコラボレーションのアプリ開発を容易にしてビジネスニーズに迅速に対応、2)売上増や顧客保持につながるビジネス向けインターネットサイト機能の強化、3)オンプレミスからクラウドまで選べる柔軟性、の3点の特徴を挙げた。

 SharePoint Server 2010は、動画、オーディオ、Silverlightなどのリッチメディアのサポートを組み込み、ダイナミックなWebサイトを容易に構築できる。また「Business Connectivity Services」でSharePointのWebサービスとOfficeクライアントの機能を接続し、「SharePoint Online」でインタラクティブコンテンツを組織をまたがって、利用、共有、安全に保護、管理できるという。正式版のリリースは2010年の予定。

 あわせて、「Microsoft Visual Studio 2010 Beta 2」と「Microsoft .NET Framework 4 Beta 2」を10月21日にリリースすると発表した。MSDN会員には即日提供開始。正式版のリリースは2010年3月22日の予定。MSDN Premium会員向けには、クラウドサービス「Windows Azure platform」用の機能も提供される。



(Infostand)

2009/10/20 12:00