米IBM、物理・仮想の両環境に対応するデータセンター管理ソフト「VMControl」


 米IBMは10月20日(米国時間)、データセンター管理ソフトウェア「IBM Systems Director VMControl Enterprise Edition」を発表した。複数のITシステムや仮想化技術が混在する環境を一元的に管理できるという。

 VMControlは、同社の管理ソフトウェア「Tivoli」と併用することでIBMのサーバーを効率よく管理する。物理サーバーと仮想サーバーの両方に対応。混在環境を単一のシステムとして扱うシステムプーリング手法を利用する。

 管理者はVMControlをダッシュボードとして、システムリソースを必要に応じて柔軟に配分。これによって、アプリケーションの実装を高速化し、管理コストを削減し、サービスレベルを改善し、新しいビジネス要求に迅速に対応できるという。

 VMControlはIBMの仮想化技術「PowerVM」「z/VM」のほか、「VMWare」「Microsoft Hyper-V」やオープンなx86仮想化ソリューションに対応する。まずは、AIXが動く「IBM Power Systems」で2009年12月から提供を開始。その後、他のプラットフォームに拡大する。



(Infostand)

2009/10/21 08:10