日本IBM、9.7GB/秒のデータ転送が可能なハイエンドストレージ


IBM System Storage DS8700

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は10月22日、ディスクストレージの最上位製品群「IBM System Storage DS8000シリーズ」のラインアップに、9.7GB/秒のデータ転送が可能な「IBM System Storage DS8700」を追加すると発表した。価格は、物理容量2.3TBの最小構成で1億3270万7000円(税別)から。

【お詫びと訂正】
初出時、価格を誤って掲載しておりました。お詫びして、訂正いたします。

 DS8700は、基幹業務に最適なハイエンドディスクストレージの最新機種。最新CPUのPOWER 6を搭載したことで処理能力が向上しており、連続データのリード、ライト性能において、1秒間のデータ転送量がそれぞれ従来の2.5倍まで拡張されているという。また、消費電力1Wあたりのデータ転送量も、従来の2.5倍になっているため、同じ量のデータ転送では、従来比約60%の消費電力削減を実現している。

 ディスクドライブは、FC/SATA HDDに加えてSSDをサポートしており、ハイエンドからローエンドまで、さまざまな性能のドライブを組み合わせて配置可能。アプリケーションの特性にあわせた階層型ストレージを構成できる。さらに、日本IBMのディスクストレージとして初めて、PCIDSSのコンプライアンス要件に準拠しているのも特徴で、機密情報の安全性を高められるとしている。


(石井 一志)

2009/10/22 16:31