米Microsoft、Eclipseと「Windows 7」「Azure」の相互運用性の取り組みを発表


 米Microsoftは10月28日(現地時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「Eclipse」と、Windows 7など最新の自社技術との相互運用に向けた複数のプロジェクトを発表した。相互運用性の取り組みを拡大する。

 Microsoftは相互運用性について、パートナー企業と協業してプロジェクトを進めており、Windows 7およびWindows Server 2008 R2ではカナダのTasktop Technologiesと、Windows AzureとSilverlightではフランスのSoyatecと組んだ。

 Windows 7とWindows Server 2008 R2では、Eclipseで両製品の最新技術を活用するための拡張技術をTasktopと共同で開発する。Windows 7の新しいユーザーインターフェイスに合わせてEclipseのルック&フィールを一新し、生産性も改善するという。この拡張機能は、Eclipse Public Licenseの下、2010年6月にリリースされる「Eclipse Helios」で一般提供する予定。

 Azureでは、Eclipseを利用するPHP開発者がAzure向けアプリケーションを作成するためのプラグイン「Windows Azure Tools for Eclipse」をSoyatecと共同開発する。また、Java開発者がAzureのストレージサービスを利用できるようにする「Windows Azure SDK for Java」も提供する。

 Silverlightでは同日、技術プレビュー版を3月に公開していた「Eclipse Tools for Silverlight」の正式版を公開した。EclipseでSilverlightアプリケーションを構築できるもので、Soyatecと共同開発した。



(Infostand)

2009/10/29 09:00