米Xerox、オフサイト対応の大企業向け印刷管理「Enterprise Print Services」


 米Xeroxは10月29日(米国時間)、大企業向け印刷管理サービス「Xerox Enterprise Print Services(EPS)」を発表した。家庭、モバイルなど社外で作業する従業員へのサポートを提供するほか、企業ポリシーに合わせて印刷ジョブをルーティングできる。

 同社の印刷管理サービス「Managed Print Services(MPS)」を大企業向けに拡大した。予算、セキュリティポリシー、環境目標などに合わせて、全体的にプリント状況を管理できるという。

 オフサイト対応では、オフサイトデバイスをモニタリングすることで、家庭など遠隔で作業する従業員にもオフィスと同レベルの技術サポート(電話、電子メール、Web)を提供する。また移動して作業するモバイルワーカーは、ユニバーサルプリントドライバーによって、オフィスのプリンタに容易にアクセスできるという。

 デスクトップから直接、社内のプリントセンターにアクセスするサービスも提供。プリントアウトの細かな設定、バインディングやホッチキス止めなどの要求を送れて、プレビュー確認もデスクトップ上でできる。

 ルーティング機能は、企業のガイドラインに合わせて印刷ジョブをプリンタ間でルーティングする。たとえばモノクロ印刷の場合には、ハイエンドのプリンタではなく、ローコストのプリンタで印刷するようメッセージが表示される。コスト、時間、セキュリティポリシー、環境目標などの要件に応じてガイドラインを設定できるという。



(Infostand)

2009/10/30 09:00