UBICとRSA、コンピュータフォレンジック調査とセキュリティ強化に関して提携


 株式会社UBICとRSAセキュリティ株式会社(以下、RSA)は11月5日、コンピュータフォレンジック調査とセキュリティ強化に関して協業すると発表した。

 両社では、それぞれの強みを生かして、それぞれの顧客にメリットを提供したい考え。フォレンジック分野に強いUBICと、ログ管理製品、認証強化製品を手掛けるRSAが提携することにより、両社の顧客は、ログの相関分析から得られるセキュリティインシデントや障害の兆候の検知から、有事における調査、説明義務、訴訟に対するコンサルティングまで、幅広い支援体制を整えられるとしている。

 具体的には、UBICの顧客は、RSAの統合ログ管理製品の導入や、各種リスクに対応したセキュリティポリシーの見直しと策定支援により、インシデント発生の危険性を低減可能。また、RSAの顧客は、UBICによる危機管理体制の構築とインシデント発生時の初動対応、調査などを速やかに依頼できるので、ダメージの軽減、企業価値の向上を図れるとのこと。

 今後、両社ではセミナーなどの活動を通じ、コンピュータフォレンジック調査とセキュリティ強化の必要性と対応を広く紹介する。その第1弾としては、11月5日にエンドユーザー向けの共同セミナーを開催し、情報漏えいリスク管理の勘所と、ITコスト削減事例、事故前提社会の危機管理体制構築について、事例を交えて紹介する。


(石井 一志)

2009/11/5 17:25