米Ciscoがコラボポートフォリオを拡大、電子メールやソーシャルソフトに進出
米Cisco Systemsは11月9日(米国時間)、コラボレーション製品の最新ポートフォリオを発表した。リアルタイムから非同期通信までさまざまなコラボレーションを可能とするもので、電子メール、ソーシャルソフトウェアなどの新しい分野に進出する。
同社は、「TelePresence」「Unified Communications」「WebEx」などのブランドでコラボレーション事業を展開しており、最新のポートフォリオでこれらを拡充し、分野を拡大した。
新規分野となる電子メールの「Cisco WebEx Mail」は、先ごろ買収した米PostPathの技術を利用。「Microsoft Outlook」との相互運用性、Webブラウザに依存しないAJAX、拡張性、モバイル対応などを特徴とする。
メッセージング/プレゼンスでは、XMPPベースのフェデレーション型プレゼンスポートフォリオを確立する。IM「Cisco WebEx Connect Instant Messaging」と、プレゼンスの中核となる通信プラットフォーム「Cisco Unified Communications System Release 8.0」を発表した。
ソーシャル機能では、動画共有でアイデアの交換を促進する「Cisco Show and Share」、チーム専用の協業スペースや社内連絡帳などの機能を提供する「Cisco Enterprise Collaboration Platform」の2種類がある。
また、最新ルーター「Cisco Integrated Services Routers Generation 2」の拡張として、「Cisco Media Experience Engine 5600」などメディア処理製品2種類、コンテンツ検索「Cisco Pulse」を発表。IPネットワークを、動画や音声ベースのコラボレーションプラットフォーム“メディアネット”にするとした。
2009/11/10 09:00