米Adobe、「AIR 2」「Flash Player 10.1」ベータ版を発表


 米Adobe Systemsは11月17日(米国時間)、「Adobe AIR 2」「Adobe Flash Player 10.1」のベータ版を発表した。Adobe Labsからプレリリース版を無償でダウンロードできる。パブリックベータ版は2009年内にリリースの予定で、その後正式版の公開となる。

 Adobe AIRはAdobeのRIAの開発・実行環境。現行版であるAIR 1.0は、2億台以上のコンピューターにインストールされているという。最新版は、大容量ストレージ端末のサポート、ネイティブアプリ処理、P2PやUDP(User Datagram Protocol)のサポートなどを特徴とする。

 Flash Player 10.1は、アプリケーションやコンテンツをさまざまな機器で利用できるようにするブラウザーランタイム。コンテンツ保護技術「Adobe Flash Access 2.0」のHTTPストリーミング対応によって、新しい配信形態が可能となったほか、端末側のH.264ハードウェアデコードを活用できる。

 両技術とも、マルチタッチとジェスチャーに対応した。Windows XP/Vista/7、Windows Server 2003、Mac OS X、Linuxの各OSに対応。Flash Player 10.1はx86ベースのネットブックでも利用できる。2010年には、スマートフォンなどのインターネット端末にも拡大する予定。


(Infostand)

2009/11/18 09:45