米Microsoft、Windows Azure Platform正式版を2010年1月提供


 米Microsoftは11月17日(米国時間)、クラウドサービス「Windows Azure Platform」の正式版を2010年1月1日から提供すると発表した。あわせてオンラインマーケットプレースなどの関連サービスを発表した。

 チーフ・ソフトウェア・アーキテクトのRay Ozzie氏が同日始まった「Microsoft Professional Developers Conference」(PDC)の基調講演で述べたもの。Ozzie氏は、PC、携帯電話、テレビがすべてクラウドベースのサービスで接続される「3つの画面とクラウド」ビジョンを披露した。

 Windows Azure Platformは、Windows AzureとSQL Azureをコアに、ハイレベルのアプリケーションサービスを可能にする統合技術「Windows Server AppFabric」などで構成する。AppFabricは、開発コード名「Dublin」や「Velocity」の名で呼ばれてきたホスティング/キャッシングの技術や「AppFabric Service Bus」、.NET Servicesと呼ばれていた「AppFabric Access Control」からなる。

 オンラインマーケットプレースの「Microsoft Pinpoint」は、パートナーがアプリケーションを販売できるサービスで、開発コード名「Dallas」で呼ばれてきた情報サービスを利用して開発者やユーザーが有料のデータやコンテンツにアクセスできる。

 このほか、Windows AzureでのWindows Server仮想マシンのサポート計画、Ajaxを利用したWebアプリケーションを開発できるフレームワーク「ASP.NET MVC2 beta」のリリースなども発表した。


(Infostand)

2009/11/18 09:45