東芝SOLとマイクロソフト、新聞業界向けCMSで協業－Azure上での展開も検討

　東芝ソリューション株式会社（以下、東芝SOL）とマイクロソフト株式会社は11月24日、新聞業界向けコンテンツマネジメントソリューション分野で協業すると発表した。

　今回の協業により、東芝SOLの新聞メディアソリューション「PressSTREAM Dynamicシリーズ」に、マイクロソフトの統合情報活用基盤「Microsoft SharePoint Server 2007」、「Microsoft Office 2007」を採用し、2011年春を目標に、メディアマネジメントソリューション「PressSTREAM DynamicCMS」を製品化する。

　PressSTREAM DynamicCMSでは、東芝SOLが培ってきた新聞業界向け素材管理システム/組版システムと、マイクロソフトが持つ生産性向上を支援するOffice製品とを連携することで、システム構造を抜本的に変革して、導入コストの大幅削減を可能にするとしている。

　具体的には、素材管理・組版・広告などのシステム共通部分を一元化し、各業務の固有部分をアドオンにすることで、複数業務に対応したシステムを用意。また、Outlook 2007、Word 2007、Excel 2007など日常業務で使い慣れたOffice製品から利用できるようにすることで、導入コストの大幅削減を実現できると説明。また、SharePoint Server 2007を活用することで、取材計画・取材・編集・改編・記者とデスクの連絡履歴といったコンテンツを取材案件と自動的に関連づけて整理することも可能。そのほか、デジタルメディアのインタラクティブ性を生かして、ユーザーニーズを吸い上げて紙面構成に反映する仕組みも提供される。PressSTREAM DynamicCMSの提供プラットフォームとして、マイクロソフトのWindows Azure Platformを利用することも検討中としている。