米Sun、異なるホスト間で仮想マシンを移動できる「VirtualBox」最新版


 米Sun Microsystemsは11月30日(米国時間)、x86システム用仮想化ソフトの最新版「Sun VirtualBox 3.1」をリリースした。稼動中の仮想マシンを異なるプラットフォームのホスト間で移動できる「テレポート」機能を搭載したのが特徴。

 テレポート機能は、稼働中の仮想中マシンを、OS、コンピュータのクラス(サーバー、クライアント)、CPUが異なるさまざまなホスト間で移動する機能で、管理者はダウンタイムなしにメンテナンスが可能という。こうした高可用性機能は、仮想化業界では初としている。

 このほか、実行スピード、ネットワークの性能、スナップショット機能なども改良した。実行スピードでは、メモリハンドリングを最適化することで、前バージョン比30%高速化。スナップショット機能では、最後だけでなく任意のスナップショットから復元可能になった。

 VirtualBoxは個人用には無料でダウンロードできる。24時間365日のサポートが付くエンタープライズライセンスは、1ユーザー年間30ドルから。



(Infostand)

2009/12/1 09:00