メール誤送信対策と大容量データの送受信を実現する「GigaCC Pro」


 日本ワムネット株式会社は12月2日、メール誤送信防止、大容量ファイル送受信・共有の機能をオールインワンにしたパッケージソフト「GigaCC Pro」を発表した。

 GigaCC Proは、メール誤送信を防止する「GigaCC MailChecker」(12月15日発売予定)と、大容量ファイル送受信・共有を行う「GigaCC OFFICE」(2008年10月提供済み)のパッケージ製品。これを導入するだけで、企業から外部に送信されるファイルを管理する統合型ソリューションが実現するという。

 GigaCC MailCheckerは、うっかりミスや故意の持ち出しなどメールによる誤送信や情報漏えいを防止するソフト。メール本文などに含まれる「社外秘」などの特定キーワードを検出して送信を取り消すほか、送信自体を一定時間待機させる機能、上長承認、送信先制限、大量のあて先(TO)を自動的にBCCに変換する機能などを備える。添付ファイルも自動的にパスワード付きZIP暗号化したり、URL送信したりすることが可能なため、各社員の操作に依存せずにメールセキュリティを高められるという。既存のメールシステムにそのまま追加できるのも特徴だ。

 一方のGigaCC OFFICEは、取引先などの企業間で大容量ファイルの送受信・共有を実現するソフト。メールで送信できない大容量ファイルを安全に送信したり、企業間の共有フォルダで共有したり、メールでカバーしきれないファイルのやり取りをセキュアに実現する。履歴ログ検索とアーカイブ機能なども備える。

 GigaCC Proではこれらをパッケージするとともに、同一のURL・アカウント・操作画面ですべての機能を利用できる管理性も実現。アカウント認証連携などの各種カスタマイズもサポートし、数百から数万ユーザー、数十TBの容量にも対応する。

 提供方式としてはソフトパッケージのほか、ソフトレンタルプラン、アプライアンスパッケージ、専用ホスティングプランを用意。価格はソフトパッケージが100ユーザーで350万円(税別)から、レンタルプランが500ユーザーで初期費用100万円(同)、月額45万円(同)から。


(川島 弘之)

2009/12/2 18:00