ミラクル・リナックスが負荷分散ソフトを強化、Webサイトの信頼性を向上可能に


 ミラクル・リナックス株式会社は、負荷分散ソフトウェア「MIRACLE LoadBalancer」の機能を強化し、12月16日より出荷を開始する。

 MIRACLE LoadBalancerは、Webサイトの可用性向上やスループット向上を実現するロードバランサーソフトウェア。オープンソースをベースに、企業システムを意識し、機能を強化して提供している。ミラクル・リナックスでは、サーバーOSとのセット販売を行うほか、ソフトウェアとOSを仮想環境にあらかじめパッケージしたバーチャルアプライアンス「MIRACLE LoadBalancer Virtual Appliance」としても提供している。

 今回の機能強化では、ベースとなるLinux サーバーOSを最新の「Asianux Server 3 ==MIRACLE LINUX V5 SP2」にバージョンアップしたことに加えて、対応ハードウェアの拡充や監査機能の強化を図った。また、SSLサーバー証明書・電子証明書に対応し、WebサーバーのSSL処理を強化する「SSLオプション」を追加。あわせて、ノードへのエージェントソフトウェア導入を不要とする「NATオプション」、Webサーバー固定化方式にCookieを追加する「Cookieオプション」を新たにラインアップし、Webサイトのさらなる信頼性向上を可能にしている。

 価格は、MIRACLE LoadBalancer本体のライセンスが、1ノード版で45万円(税別)、アクティブ/スタンバイ構成向けの2ノード版が90万円(同)。MIRACLE LoadBalancer Virtual Applianceは1ノード版が35万円(同)、2ノード版が70万円(同)。オプションライセンスは、SSLオプションが1ノード20万円(同)、NATオプションとCookieオプションが1ノード8万円(同)となっている。


(石井 一志)

2009/12/2 18:18