ヴイエムウェア、複数拠点の仮想環境を一元管理できる新ライセンスなど


 ヴイエムウェア株式会社は12月3日、ライセンス体系・販売プロモーション・パートナー支援など、中堅・中小企業向けの仮想化導入支援策を発表した。

 中堅・中小企業向けライセンスモデル「VMware vSphere Essentials for Retail and Branch Offices」は、複数拠点に配置された仮想サーバー環境を集中管理できるライセンス。従来提供している中小規模ユーザー向け「VMware vSphere 4 Essentials/Essentials Plus」が、拠点ごとに独立して管理するのに対し、今回のライセンスは支店や営業所などに配置された仮想サーバー環境はそのままに、本社などで一元的に統合管理できるのが特長。10拠点以上の仮想サーバー環境に適用され、市場想定価格は124万3000円から。

 販売プロモーションとして今回開始したのが、中堅・中小規模企業向け特設ポータルサイト。同サイトでは、仮想化効果測定ツールや仮想化効果体感 簡易計算ツールのほか、中堅・中小企業専用の技術資料などが公開されている。

 パートナー支援策では、2010年1月よりパートナー営業支援体制を強化。これまで個別対応していた同社製品の導入を検討する顧客へのパートナー紹介を体系化。顧客のニーズに沿って、より適切なパートナーを紹介できるとしている。



(福浦 一広)

2009/12/3 12:20