米MicrosoftとYahoo!の提携が最終合意
米Microsoftと米Yahoo!は12月4日(米国時間)、7月に発表した検索事業での提携で最終合意したと発表した。取引は2010年初めに完了の見込み。当初、10月の最終合意に向けて準備を進めてきたが延びていた。
提携の主な狙いは、検索最大手の米Google対抗で、期間は10年間。内容は、1)MicrosoftはYahoo!のコア検索技術のライセンスを独占的に取得して自社の検索プラットフォームに統合する、2)Yahoo!は検索・広告検索プラットフォームにMicrosoftの「Bing」を採用する、の大きく2つ。ディスプレイ広告や検索ユーザーインターフェイスは対象外で、Yahoo!は独自のイノベーションを追求するとしていた。
財務面では、Yahoo!が所有・運営するサイトとアフィリエイトサイトで発生したトラフィックに対し、Microsoftは対価を支払う。Microsoftはまた、最初の5年間は広告売り上げの88%をトラフィック獲得コストとしてYahoo!に支払うほか、最初の18カ月間はYahoo!サイトでの検索1回当たりの売り上げ(RPS)を各国で保証する。
2009/12/7 09:00