JBAT、サーバー不要のICカード認証型セキュアプリントシステムなど


 JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)は12月7日、プリンティング支援ソリューション「CustomerVision SecurePrint! Lite」、およびExcel連携機能を強化したBIツール「CustomerVision WebReport 2.0」を発表した。

 CustomerVision SecurePrint! Liteは、サーバーを使わずにICカード認証機能を利用したセキュアな印刷が可能なプリンティング支援ソリューション。クライアントPC側に印刷制御ソフトを導入し、ICカードの管理番号をひも付ける形で利用する。既存プリンタには、ICカードリーダーを取り付けるだけで利用可能。親となるICカードリーダーのほか、最大3台まで追加可能な子リーダーで構成させる。

 印刷時にICカードによる印刷指示者の認証を行うことで、印刷物の取り間違いを防止するほか、放置による情報漏えいを防ぐことができる。また、ICカードをリーダーにかざすまでは印刷ジョブをキャンセルすることも可能。プリンタごと・ユーザーごと・用紙タイプごとといった印刷ログは、同社の専用サイトで確認できる。

 CustomerVision SecurePrint! Liteの価格はオープン。同社では、初年度50本の販売を目標としている。

 CustomerVision WebReport 2.0は、データベースにある各種データをWebブラウザ上で簡単に集計・照会・印刷が可能なBIツール。Web画面で標準・クロス集計ができるほか、多次元分析やグラフ・経営ダッシュボード作成機能を用意。また、集計したデータはCSV形式でエクスポートすることもできる。最新版では、Excelからダイレクトに複数のデータベースを参照できるなど、Excelとの連携機能が強化されている。

 CustomerVision WebReport 2.0の価格はオープン。同社では、2011年3月末までに300本の販売を目標としている。



(福浦 一広)

2009/12/7 12:30