日本ユニシス、企業の実態調査を基にするセキュリティ教育サービス


 日本ユニシス株式会社は12月8日、企業の実情にあったコンテンツで学べる情報セキュリティ教育サービスを発表した。SaaS型教育プラットフォーム「LearningCast」の新メニューとして、同日より提供開始する。

 新サービスは、SaaS型の情報セキュリティ教育サービス。セキュリティコンサルタントがユーザー企業を訪問、実際のセキュリティポリシー・企業風土・情報資産の重要性・取り扱い方法などを個別に調査し、セキュリティ教育の重要ポイントを実情にあった形でストーリー化するのが特徴。それを基にイラスト・音声の解説を付与したeラーニング用のオリジナルコンテンツを仕上げ(株式会社ブレーンが担当)、SaaS型で提供する。

 「従来の汎用コンテンツは企業の実情に合っておらず教育効果が薄い」などの課題を解消した内容となっている。コンテンツは世界42カ国に翻訳可能(インフォトランス株式会社が担当)。eラーニング終了後、テスト結果を踏まえて問題点や課題を列挙し、改善策を記載した簡易報告書も提供するという。

 価格例は、教育対象者1000名以上、契約期間3カ月以上の場合、月額980円/人。日本ユニシスでは今後3年間で1億5000万円の売り上げを目指す。


(川島 弘之)

2009/12/8 12:15