米Sun、「Java EE 6」仕様を発表


 米Sun Microsystemsは12月10日(米国時間)、Javaプラットフォーム「Java Platform Enterprise Edition 6」(Java EE 6)をリリースした。軽量とモジュール化で柔軟性を強化した。Java EE 6のリファレンス実装、SDK(Software Development Kit)、TCK(Technology Compatibility Kit)を公開している。

 Java EEはJava Community Process(JCP)で仕様が策定されており、最新版は簡素化にフォーカスしたエディションとなっている。特定のアプリケーションシナリオ向けの「Profile」を導入。最初のProfileとなる「Web Profile」はWebアプリケーション実装向けで、完全なエンタープライズ機能を利用せずに迅速にWebアプリケーションが開発できる。Profileの種類は今後増やしてゆく予定。

 SDKには、WebアプリケーションのwarファイルにEJBを加えられる「EJB 3.1 Lite」などの新技術が加わり、Webからエンタープライズまでさまざまなアプリケーションを容易に開発できるという。

 またSunは同日、Java EE 6を実装した「GlassFish Enterprise Server v3」(GlassFish v3)とJava EE 6とGlassFish v3に対応する統合開発環境「NetBeans IDE 6.8」も発表している。



(Infostand)

2009/12/11 09:00