Excelをフロントエンドに使える計数管理業務支援製品「FusionPlace 1.0」


 有限会社ウォーターマーク・アプリケーションズは12月14日、計数管理業務を支援する「FusionPlace 1.0」を発表した。同日より提供を開始する。

 FusionPlaceは、予算の作成・集約、月次の予実管理、財務決算業務など、従来Excelなどで行いがちな企業の計数管理業務を支援するソフトウェア。計数管理業務で行われる、関連システムからのデータ連携、補足データの入力・データの加工、Excelでの報告資料作成、といったプロセスに配慮した形で設計されている。特に、Excelで作成したデータが分散したり、さまざまな計算式・マクロが埋め込まれたExcelファイルを取り扱うといった課題を解決できるよう、データを集中管理しながらもフロントエンドで従来通りExcelを利用できるようにしているのが特長。

 リアルタイムに更新・集計が可能な独自開発の多次元データベースエンジンを採用。利用者がデザインしたExcelシートのセルから多次元データベースのセル値を読み書きできるようにする「Excel-Link」、入力画面と帳票を簡単に作成できるフォームデザイナ、基幹システムとの連携を容易にするデータインポート機能などで構成される。

 ユーザー数と使用月数に基づいた従量制のライセンス体系を採用。1~120ユーザーで利用する場合、1ユーザーあたりの月額は4800円(税別)となっている。提供は6人月分より。なお同社では、最大1カ月利用可能な評価版も用意している。



(福浦 一広)

2009/12/14 13:00