NEC、WebSAMの製品ラインアップを拡充-サイレント障害など監視機能を強化


 日本電気株式会社は12月16日、統合運用管理ソフトウェア「WebSAM Ver.8」において、クラウド指向のデータセンター向け監視機能などを強化すると発表した。

 新たに用意されたのが、サイレント障害を監視するシステム性能分析ソフトウェア「WebSAM Invariant Analyzer」を、統合管理ソフト「WebSAM MCOperations」に組み込むオプション製品「WebSAM MCOperations Ver3.5 Invariant Analyzer Option for Windows」。これを利用することで、WebSAM MCOperationsで収集した性能情報を自動的に分析し、リアルタイムにサイレント障害の早期検知・障害個所の特定が可能になるとしている。価格は172万5600円(税別)。出荷は2010年1月29日。

 また、データベースやアプリケーションサーバーなどの実行状況を一元監視する「WebSAM Application Navigator」に、メールのレスポンスを監視する「WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Probe for Mail 1Target使用権」とSAP NetWeaverの監視エージェント「WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Agent for SAP ERP(Windows)」を新たに追加。価格は、WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Probe for Mail 1Target使用権が11万5000円(税別)、WebSAM Application Navigator Ver3.1 - Agent for SAP ERP(Windows)が52万9600円(税別)。どちらも2009年12月28日に出荷する。

 このほか、資産管理ソフトウェア「WebSAM AssetSuite」の管理対象を、これまでのWindowsマシンに加えてUNIX/Linuxマシンに拡大している。価格は18万9200円(税別)から。出荷は2010年1月29日。





(福浦 一広)

2009/12/16 12:00