10GbEに対応しデータセンターのニーズに特化した「Aristaスイッチシリーズ」


Aristaスイッチシリーズ

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)は12月17日、米Arista Networksと販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、データセンターでのニーズに特化した10Gigabit Ethernet(10GbE)対応スイッチ「Aristaスイッチシリーズ」の国内販売を同日より開始している。

 Aristaスイッチシリーズは、データセンターでの運用に特化して設計されたレイヤ3スイッチ。1Uサイズに48ポートの10GbEを搭載でき、最大960Gbps/720Mpssのパフォーマンスと、最大600ns以下の低遅延を実現するという。またハードウェアには、ホットスワップ可能なファンが5つ、電源が2つ標準搭載されるほか、設置するラックの環境にあわせて、エアフローを「前面から後面」「後面から前面」の2つから選択できるという。

 加えてソフトウェア面でも、通信キャリアで利用されるコアルータ/スイッチと同じような信頼性を備えた独自開発のモジュラー型OS、「Arista EOS」を採用。モジュラー型の特性を生かし、プロセス単位で稼働監視、障害復旧、リスタート、アップグレードなどを行える。さらに、2010年1月~3月には、仮想化されたサーバーの仮想スイッチを業界標準のCLIで一括管理可能な「vEOS」も提供される予定。

 価格は、エントリーモデルの「Arista7124S」で237万5000円(税別)から。なおTEDのCN事業統括本部では、シリーズ全体で2010年に100台の販売を目指すとしている。


(石井 一志)

2009/12/17 15:38