NTTデータ、Googleマップを活用したWindows向け業務用地図ソフト


 株式会社NTTデータは12月18日、Googleマップを活用した業務用地図ソフト「Geoffice(ジオフィス)」を開発したと発表した。2010年1月より販売を開始する。

 Geofficeは、文字情報や画像といった資料を地図に関連付けて一括管理できるデスクトップ型の汎用GIS(地理情報システム)アプリケーション。一般的なGoogleマップ連携ソフトがWebサービスを連携する方式を採用しているが、Geofficeは、Googleマップの表示以外の機能はWindowsアプリケーションで構成しているのが特長。これにより、Googleマップを背景地図に使ってユーザーデータの登録・管理が行えるほか、住所や目標物といった検索ジャンプもGoogleと連携するなど、親和性の高い運用が可能。また、ストリートビューでも表示できるので、現場調査業務などの効率化が図れるとしている。

 対応OSはWindows XP SP3/Vista SP2/7。スタンドアロンでの利用のほか、クライアント・サーバー構成など、利用状況に合わせた導入が可能。予定価格は、Geofficeライセンスが1ライセンスあたり38万8000円(税別)、Googleマップ利用料が1台利用で年間5万円(税別)。

 同社は、台帳管理、施設管理、顧客管理、防災支援、苦情処理支援といった自治体や企業における地理情報を管理・利用する業務を対象に、2012年度までに累計20億円の売上を目指すとしている。



(福浦 一広)

2009/12/18 16:45