Lenovo、ノートPC「ThinkPad」にAMD搭載の新シリーズ


 中国Lenovoは1月4日(米国時間)、ノートPC「ThinkPad」シリーズに、SMB向けの新機種「ThinkPad Edge」と、500ドルを切るウルトラポータブル機種「ThinkPad X100e」を発表した。米AMDのプロセッサと最新グラフィック技術「VISION Pro」を初めて採用した。1月5日から順次販売開始する。

 ThinkPad Edgeは、SMB向けにプロフェッショナルとコンシューマの両方の要素を取り入れた。13インチ、14インチ、15インチの3モデルをそろえ、プロセッサはAMDのデュアルコア「Turion」「Athlon Neo」または米Intel「Core 2 Duo」Ultra Low Voltage(超低電圧)から選択できる。中でも、13インチモデルは、AMDのノートPC向けグラフィック技術ブランド「VISION」を企業向けに拡大した「VISION Pro」の下で提供する。

 機能面では、Windows 7への最適化、8時間以上のバッテリー持続時間などが特徴で、ワイヤレス接続としてWiFiのほか、Bluetooth、3G、WiMAXにオプション対応した。24時間365日の技術サポートや故障時の保証「ThinkPad Protection」などのサービスも用意する。

 ファンクションキーを一新した最新のキーボードとマルチタッチ対応のタッチ画面を搭載。黒のほか、赤のカバーの新デザインを選べる。価格は549ドルから。13インチモデルは1月5日、14インチと15インチモデルは2010年第2四半期に発売の予定。

 ThinkPad X100eは、11.6インチのHD画面とフルサイズキーボードを搭載したウルトラポータブルモデルで、プロ級の性能と低価格が特徴という。重さは3ポンド(約1.35kg)以下。価格は最小構成で449ドルとした。

 VISION Proをベースに、プロセッサは「Athlon Neo」(シングルまたはデュアルコア)またはデュアルコアの「Turion」から選択できる。独自ハードウェア/ソフトウェアツール「ThinkVantage Technologies」を搭載し、容易に管理できるという。1月5日発売。



(Infostand)

2010/1/5 09:00