米Freescale、低価格タブレット端末の参照設計を発表

　米Freescale Semiconductorは1月4日（米国時間）、低価格タブレット端末のプロトタイプの参照設計（reference design）を発表した。7日から米ラスベガスで開催される「2010 International Consumer Electronics Show（CES）」に出展する。200ドル以下のタブレット端末が可能で、2010年夏ごろに製品が登場する見込みという。

　「smartbook」と呼ぶスマートフォンとネットブックの中間に位置づけられるカテゴリーの製品。7インチのタッチ画面を搭載し、一般的なスマートフォンの4倍の画面表示ができ、ネットブックの約3分の1の軽量という。CPUにはARMプロセッサを採用し、素早く立ち上がり、丸一日のバッテリー駆動を実現する。smartbookとしては第二世代にあたる。

　CESにデモ出展するモデルは、画面解像度1024×600ドット。プロセッサにARM Cortex-A8 coreを搭載。512MBのメインメモリ、4GBから64GBのストレージを内蔵し、micro SDカードも利用可能。OSとしてAndroidとLinuxが動作する。重さ376グラム。無線LANや3Gモデムなどでネットワークに接続する。