レノボ、AMDプラットフォームを採用した「ThinkPad X100e/Edge 13"」


 レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は1月5日、中小企業・個人向けのノートPC「ThinkPad X100e」「同 Edge 13"」を発表した。ThinkPadシリーズとして初めて、AMDのプラットフォームを採用する点が特徴という。

ThinkPad X100eThinkPad Edge 13"

 新製品はいずれも、AMDのプラットフォーム「VISION Proテクノロジー」を採用したノートPC。前者は、1366×768ドット表示可能な11.6型液晶(光沢なし)を、後者はより大型の、1366×768ドット表示可能な13.3型液晶(光沢あり)を備えている。ポインティングデバイスは、これまでのThinkPadシリーズ同様、トラックポイントを備えるほか、マルチタッチ対応のタッチパッドも搭載した。

 ThinkPad X100eはCPUにシングルコアのAthlon Neo MV-40(1.60GHz)を、チップセットはAMD M780G(ビデオ機能内蔵)を搭載し、直販価格例は、2GBメモリ(PC2-5300、最大4GB)、250GB SATA HDD(5400rpm)、Windows 7 Professionalといった構成で7万2450円。このほか、主に個人・SOHO向けのWindows 7 Home Premium搭載モデルも提供される。

 インターフェイスは、USB 2.0×3、4-in-1カードリーダー、VGA、音声入出力などを備え、通信機能はIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tを搭載する。

 バッテリはリチウムイオンで、3セルと6セルが用意され、バッテリ稼働時間は最大約5時間(6セル)。サイズは282×209×15~29.5mm(W×D×H、6セル)、重量は約1.5kg(6セル)、約1.4kg(3セル)となっている。

 一方のThinkPad Edge 13"は、1366×768ドット表示可能な13.3型液晶(LEDバックライト)を搭載したモデルで、CPUはTurion Neo X2 L625(1.6GHz)、Athlon Neo X2 L325(1.5GHz)の両デュアルコアCPUから、いずれかを選択できる。チップセットは、AMD M780G(ビデオ機能内蔵)を採用した。

 直販価格例は、Athlon Neo X2 L325、2GBメモリ(PC2-5300、最大4GB)、250GB SATA HDD(5400rpm)、Windows 7 Professionalといった構成で7万9800円。CPUをTurion Neo X2 L625に、HDDを320GBに、OSをWindows 7 Home Premium(64ビット)に変更したモデルも7万9800円となっている。

 インターフェイスは、USB 2.0×3、音声入出力、VGA、HDMI、5-in-1カードリーダーなどを備え、通信機能は通信機能はIEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tを搭載する。

 バッテリは4セルのリチウムイオンで、バッテリ稼働時間は最大約3.4時間。サイズと重量は322×228×14~30mm(W×D×H)、約1.64kg。


(石井 一志)

2010/1/5 12:45