米Google、自社ブランドスマートフォン「Nexus One」を発表


Nexus One

 米Googleは1月5日(米国時間)、初の自社ブランド携帯電話「Nexus One」を発表。専用のオンラインサイトを立ち上げて、受注を開始した。これまでOEMを通じて自社モバイルプラットフォーム「Android」を推進してきたが、Google自身が参入することで、新しい局面を迎える。

 3G/HSPA方式およびWiFiをサポートしたスマートフォンで、台湾HTCが製造する。米Qualcommの「Snapdragon」(1GHz)プロセッサと最新の「Android 2.1」を採用。軽さと薄さが特徴で、重さは130グラム、厚さは11.5ミリ。3.7インチ(480×800表示)のAMOLEDタッチ画面やトラックボール、5メガピクセルカメラも搭載する。

 「Google Maps」「YouTube」などのGoogleアプリケーションをインストール済み。音声コマンド機能を利用して、声でテキストメッセージや電子メールを作成したり、検索キーワードを入力できる。

 Googleは同日、専用ページを立ち上げてNexus Oneの受注を開始した。まず米国、英国、シンガポール、香港で発売し、その後拡大してゆく。米国では米T-Mobile USAと米Verizonが提供する。GoogleのWebサイトでの販売価格は、通信事業者をユーザーが選べる単体で529ドル、T-Mobile USAとの2年間の契約を結ぶ場合で179ドル。現在、日本からは購入できない。

 Googleは2007年にAndroidを発表。メーカーや通信事業者などが参加するアライアンス「Open Handset Alliance」を通じて普及を図り、HTCや米MotorolaなどがAndroid搭載機を製造している。



(Infostand)

2010/1/6 09:00