シンクライズ、黒板機能が充実のeラーニングASP「Live Plus」


 株式会社シンクライズは1月13日、高機能・低価格のeラーニングASPサービス「Live Plus」を発表した。

 Live Plusは、ASP型のeラーニングサービス。リアルタイムでのコミュニケーションを第一に考え、ライブ型を採用しているのが特長で、ネット上の仮想教室(バーチャルルーム:VR)の中で、音声・カメラ画像・アプリケーション・資料を共有しながら、最大100人まで同時に講義やイベントが行える。

 「電子黒板」「カメラ黒板」「アプリケーション黒板」など充実の黒板機能を搭載。「電子黒板」では、ペンツールや図形ツール、文字入力ツールなどを活用し、画面に読み込んだアプリケーションや画像に直接マーキングが行える。「カメラ黒板」は、カメラ映像を映し出すことが可能。メイク講習やネイルアート講習など、細かい作業のeラーニングに利用できる。「アプリケーション黒板」は、読み込んだアプリケーションを講師が操作し、その映像を生徒にそのまま伝えることができる機能。操作方法などの講習に最適という。

 このほか、音声/文字チャットに対応。通信費用も、独自のエンコード技術を使うことで低価格化を実現。イー・モバイルなどのモバイルブロードバンド通信でも利用可能としている。

 Live Plusでは、VRにログインするためのパーツを提供する。会社・個人が運営するWebサイトに張りつけ、独自の運営が可能。利用料は、マンツーマンの授業を1時間行った場合が700円/回、50人規模のセミナーを1時間行った場合が5500円/回。シンクライズでは、実際に教室やセミナー会場をレンタルするよりも安く、誰でも気軽に講義が行えるとアピール。eラーニング市場の5%シェア獲得を目標に、近年中に30億円の売り上げをめざす。


(川島 弘之)

2010/1/13 13:00