大塚商会、中小向けプライベートクラウドサービスを提供へ-KDDIのインフラを利用
株式会社大塚商会とKDDI株式会社は1月18日、中堅中小企業向けのプライベートクラウド開拓で協業すると発表した。これを受け大塚商会では、KDDIの基盤を利用したサービスを5月31日より提供開始する。
新サービスは、「たよれーるマネージドネットワークサービス(仮称)」の第1弾として提供されるもの。ユーザー企業と大塚商会のデータセンター(統合監視センター)を閉域網で接続することにより、セキュリティが保たれた状況で、各種サービスを利用可能になる。この統合監視センターには、ユーザーが保有する機器やアプリケーション、システムなどを設置し、運用も行うとのことで、これによってユーザー企業の運用負荷を減らし、自社の本業に専念できるようにするとしている。
使用する閉域網は、KDDIのネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch(KDDI WVS)」。具体的な内容としては、ファイアウォール/Webウイルス検知などのサービスを含めたインターネット接続、複数拠点間の接続、10GBのオンラインストレージを基本サービスとして用意する。
加えて、Webフィルタリング、メールサービス「アルファメール プレミア」、グループウェア「アルファオフィス ギガタイプ/メガタイプ」、運用監視サービスなどのオプションを提供予定。自社サーバーのように安全に利用できるASPサービスも、順次提供する計画という。
価格は1万9800円(税別)/月からで、大塚商会は初年度1500社への販売を見込んでいる。
サービス概要 |
2010/1/18 17:38