米IBMがクラウドサービス「LotusLive」を強化、API公開を拡大


 米IBMは1月18日(米国時間)、クラウドサービス「LotusLive」を強化する計画を発表した。2010年第2四半期までにドキュメントの作成・共有アプリケーションを提供開始するほか、2010年後半には全ビジネスパートナーにAPIを公開する。米オーランドで開催中の「Lotusphere 2010」で発表した。

 LotusLiveは、電子メール、Web会議、SNS、コラボレーションなどのアプリケーションをWeb経由で利用するクラウドサービス。2009年1月に発表した。

 計画では、「Project Concord」として、今年6月までにLotusLiveの下で新たにWebエディタアプリケーションを追加。ドキュメント/プレゼンテーション/表計算シートの作成・共有ができるようにする。

 また、研究部門のIBM Researchとともに「LotusLive Labs」として、新機能の開発を進めていることも明らかにした。プレゼンテーション作成のためのコラボレーションツール「Slide Library」、タグを利用して会議のプレゼン資料、音声・動画を保存する「Collaborative Recorded Meetings」など。

 さらにサードパーティ向けには、これまで提携プログラム「LotusLive Design Partner」の下で限定公開していたAPIを、全パートナーに公開する。これによって、LotusLiveを統合プラットフォームとして推進する。

 第2四半期には、既存プログラムの下で統合アプリケーション開発を進めてきたSkypeなど3社からアプリケーションが公開される予定。



(Infostand)

2010/1/19 09:00