キヤノンITS、ダウンロード容量制限も可能なWebフィルタソフト新版
キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は1月20日、情報漏えい対策機能を強化したWebフィルタソフトの新版「WEBGUARDIAN Ver3.5」を発表した。1月26日より販売を開始する。
WEBGUARDIANは、Webの閲覧制限以外にも、多くの機能を備えたWebフィルタソフト。外部に送信するデータのコンテンツチェックやアーカイブ機能を備え、Webメールや掲示板、ブログなどに送信するすべての内容を保存するため、内部統制の強化が可能という。
新版では、ダウンロードデータの容量制限機能を搭載した。送信データに加え、ダウンロードするデータに対しても、容量によるフィルタリングが可能。業務に関係のない大容量データのダウンロードを禁止できる。
また、パスワードロック判定機能も搭載。Webメールや掲示板、ブログなどに送信するデータのパスワードロックの有無を判定し、その結果を持って規制アクションを適用できる。例えば「パスワードロック設定のないファイルの外部送信を禁止する」といったルールが可能。
さらにプロキシキャッシュ機能も新搭載。ネットワーク負荷の低減を図っている。
一般向けライセンス(25ユーザーから)の価格が15万円(税別)から。他社フィルタ製品(UTMを含む)からの新規乗り換えの場合、7万5000円(同)からで購入可能。このほかアカデミック向けライセンスや、中小企業向けにソフトライセンスと導入支援サービスをセットにした「WEBGUARDIANらくらく導入パック」も用意している。
キヤノンITSでは、販売開始から3年で1000社への導入を見込む。
2010/1/20 11:36