米Microsoft、「SQL Server 2008 R2」正式版を5月にリリース


 米Microsoftは1月19日(米国時間)、次期データベースソフト「SQL Server 2008 R2」の正式版を5月に提供開始すると発表した。メンテナンスプログラム「Software Assurance」の加入ユーザーは無償で最新版にアップグレードできる。

 SQL Server 2008 R2は現在コミュニティテクノロジープレビュー(CTP)段階にある。昨年11月に最新のCTPをリリースしており、同8月の最初のCTP公開以来、15万回超ダウンロードされているという。Microsoftはこれまで、正式版リリースは「2010年上半期」としていた。

 最新版は現行版「SQL Server 2008」に基づいて開発されており、可用性、拡張性、信頼性などを強化した。異機種混在環境でデータの一貫性を維持する「Master Data Services」、複雑なイベント処理を可能にする「StreamInsight」などの新機能を搭載。最大256の論理プロセッサに対応する。

 このほか、セルフサービスBI(ビジネスインテリジェンス)を導入し、管理面でも開発部門との連携や仮想化などを強化している。



(Infostand)

2010/1/21 09:00