UMDでARMの採用増、2013年に出荷台数がx86を上回る-米ABI Research予測


 調査会社の米ABI Researchは1月21日(米国時間)、ネットブックやスマートブックなどの「ウルトラモバイルデバイス」(UMD)で、今後、ARMアーキテクチャの採用が増加し、2013年には出荷台数でx86アーキテクチャを超えるとの予想を発表した。

 UMDは現在、第2世代に移行中で、デバイスベンダーの間でARMアーキテクチャの採用が拡大している。ARMは携帯電話やスマートフォンで多くの実績があり、常時接続向けに設計されている点が評価されているという。また、3GやHSPAなどの携帯電話網を利用するUMDの傾向もARM採用を促すとみている。

 その結果、現在90%のシェアを持つx86アーキテクチャからARMへの移行が進み、2013年にはARMベースのUMDの出荷台数がx86ベースを上回ると予想する。2010年はその転機となり、流通チャネルとエンドユーザーの支持の両方で勢いがつくという。

 ネットブック、モバイルインターネットデバイス(MID)、スマートブック、ウルトラモバイルPCなどで構成されるUMDの動向を「Netbooks, MIDs, and Mobile CE Market Data」としてまとめた。



(Infostand)

2010/1/25 09:00