パナソニック、Let'snote法人向け春モデル-インテル新CPUを搭載


Let'snote法人向け春モデル

 パナソニック株式会社は1月25日、モバイルノートパソコン「Let'snote」の法人向け春モデルを発表した。2月19日より順次発売する。価格はいずれもオープン。

 発表されたのは、インテル新アーキテクチャを搭載し、さらに高速処理を実現した「F9/S9/N9/R9」と、CPUやHDD容量など基本性能を向上させた法人向け限定「Y9/W9/T9」の全7シリーズ。

 「軽量」「長時間」「頑丈(タフ)」「高性能」を備えたプロフェッショナルモバイルのF9/S9/N9/R9では、「ターボ・ブースト・テクノロジー」採用のインテル新CPUを採用し、F9/S9/N9にはCore i5-520M vPro(2.40Ghz)、R9にはCore i7-620UM vPro(1.06GHz)を搭載した。また、R9では新放熱設計を採用、内部構造を一新し、Core i7搭載PCとしては世界最小ボディを実現したという。

 電源には3100mAhの高容量リチウム電池を採用し、F9で約9時間、S9/N9で約14時間、R9で約7.5時間の長時間駆動を実現。S9/N9では、モバイルWiMAX、無線LAN、ワイヤレスWAN、Bluetoothの4つの通信機能すべてを搭載可能。そのほか、起動時間を約4.7倍高速化する「Fast Boot Mode」や、プロジェクタへの切り替えを簡単に行える新アプリケーション「プロジェクターヘルパー」などを搭載した。

 OSにはWindows 7 Professionalを搭載。HDDリカバリー機能により32/64ビットの選択が可能なほか、XPダウングレードサービス済みモデルも用意している。

 一方、法人向け限定のY9/W9/T9は、基本性能を向上。Y9では前モデルのCore 2 Duo SU9400(1.20GHz)からCore 2 Duo SU9600(1.60GHz)へ刷新し、W9/T9では新たに320GB HDD(前モデルは250GB)を搭載した。

 加えて、HDDの周囲を衝撃緩衝材で包む独自構造、軽さと強度を両立したマグネシウムボディ、液晶を守る「抱え込み構造」、天板の耐圧迫強度を高める「ボンネット構造」、回路基板の一部を浮かせてボディの変形から基盤を守る「フローティング構造」などを採用。「タフブック」シリーズで培った独自のノウハウを惜しみなく盛り込んだ。

 F9/S9/N9/R9/Y9は2月19日から、W9/T9は3月11日から販売を開始する。


(川島 弘之)

2010/1/25 17:41