トレンドマイクロのWebレピュテーション機能、ヤマハ製「SRT100」に搭載


 トレンドマイクロ株式会社は1月28日、ヤマハ製ファイアウォールルーター「SRT100」向けに、2月下旬よりWebセキュリティサービスを提供開始する。Webレピュテーション技術でWebからの脅威を防止するもの。2008年12月に簡易PC検疫の提供を行ったが、引き続き第二弾の連携となる。同社は、同サービスにより今後1年間で1億円の売り上げを目指す方針。

 SRT100は、主に従業員100名以下の中小企業・事業所向けファイアウォールルーター。今回の連携で、Webサイトの評価情報に基づいたWebレピュテーション機能を追加。不正プログラムを配布する不正サイトへの接続を未然にブロックするもので、ガンブラーによる不正サイトへのリダイレクトにも対応するという。加えて、URLフィルタリングにより、業務に不必要なコンテンツを含むWebサイトの閲覧も制御可能。

 提供するのは、WebレピュテーションとURLフィルタリングに対応する「Trend Micro Standard Web Security for Yamaha」と、Webレピュテーションのみの「Trend Micro Web Security for Yamaha」。価格は前者が6万円(税別)/台、後者が3万円(同)/台。これらは1年間のスタンダードサポート料金を含んだ価格で、2年目以降もパターンファイルのアップデートなどを継続する場合は、1年ごとにサポート契約の更新が必要。

 利用にあたっては、2月下旬にヤマハのWebサイトで公開される、SRT100の最新ファームウェアをダウンロードする必要がある。




(川島 弘之)

2010/1/28 14:10