「Google Docs」がIE 6対応を終了へ-最新版へのアップグレード奨励


 米Googleは1月29日(米国時間)、自社アプリケーションで、各種Webブラウザの旧バージョンのサポートを終了してゆくと発表した。まず、「Google Docs」での「Internet Explorer(IE)6.0」などのサポートを2月いっぱいで終了する予定だ。ユーザーが最新版に移行するよう奨励する。

 「Webは日進月歩で進化しており、最新のWebブラウザを利用することで、オンラインアプリの最新機能を利用できる」と説明している。Googleは「What Browser?」というサイトも立ち上げ、ユーザーが自分が使っているWebブラウザのバージョンを確認できるようにしている。

 具体的な移行計画を発表しているのは、オンライン・オフィスアプリのGoogle Docs、それにサイト作成・コラボレーションツールの「Google Sites」。対応Webブラウザは、IE 7.0以上、「Mozilla Firefox 3.0」以上、「Google Chrome 4.0」以上、「Apple Safari 3.0」以上となる。

 これによって、IE 6、Firefox 2.0系などはサポート終了となる。Googleによると、サポート終了後もアクセスはできるが、新しい機能は使えず、一部利用できない機能もあるという。

 IE 6は1月中旬から、脆弱性が大きな問題となり、一部政府が利用停止や代替ブラウザの奨励を呼びかけた。米Microsoftは1月21日、この脆弱性を修正するセキュリティパッチを発行している。



(Infostand)

2010/2/1 09:00