米CommVault、バックアップソフトをクラウドストレージ対応に


 米CommVaultは2月1日(米国時間)、バックアップなどの機能を持つ自社ストレージソフトウェア「Simpana」をクラウドストレージサービスに対応させると発表した。専用コネクタを利用して、パブリック/プライベートの両クラウドストレージサービスに統合できる。

 Simpanaはバックアップ・リカバリ、アーカイブ、複製・重複除外、リソース管理、検索などの機能をモジュール型で提供するストレージソフトウェア・プラットフォーム。新しいクラウドソリューションでは、Simpana向けの統合ストレージコネクタによって、クラウドストレージサービスのデータも容易に取り扱えるようになる。

 コネクタは社内のプライベート型、ファイアウォール外にあるパブリック型の、両方のクラウドサービスとの接続が可能。安全、信頼性、透明性が特徴で、REST/HTTP経由でタイトな統合ができるという。クラウド内に「Farline Storage」とよぶ新レイヤを設け、規制順守、リモートオフィスバックアップなどのソリューションを可能にした。従量課金性で、ユーザーはFarlineのライセンスをテラバイト単位で購入する。

 パブリッククラウドサービスとしては、米Amazon Web Services「Amazon Simple Storage Service(S3)」、米Microsoft、米Nirvanixに対応。今後、米EMCと米Iron Mountainのサービスに対応する予定。


(Infostand)

2010/2/2 09:30