NEC、中堅中小向けサーバー仮想化強化策を発表－40％オフのキャンペーンも

　日本電気株式会社（NEC）は2月3日、中堅・中小企業を対象に、サーバー仮想化ソリューションの販売拡大を強化すると発表した。技術支援体制を強化するほか、オールインワン製品の投入、仮想化導入促進キャンペーンなどを展開する。

　技術支援体制の強化では、VMwareの認定技術者資格「VCP（VMware Certified Professional）」およびマイクロソフトのHyper-Vに関する認定技術者（MCTS）を、のべ200名強の体制から、今後1年間で600名まで増強する。また、販売店やパートナーの仮想化技術者育成を目的とした「Express5800 仮想化プラットフォーム技術認定制度」を新設。新制度を利用して、仮想化システムの提案・構築に関する必要な知識を有する技術サポート要員の育成を行う。なお、新制度の実施により、2010年度中に300名以上の認定技術者を育成するとしている。

　オールインワン製品として投入されるのは、同社のラックマウント型サーバー「Express5800シリーズ」に、VMwareまたはマイクロソフトの仮想化ソフトを組み込み、基本構築サービスも一体化した「仮想化セット」。利用規模に応じて、エントリモデル、ベーシックモデル、アドバンスドモデルの3製品が用意される。価格は、エントリモデルが280万円（税別）から。

　同日より開始した仮想化導入促進キャンペーンは、同社のブレードサーバーやストレージ、管理ソフトといった仮想化関連製品を通常価格の約40％オフで購入できるもの。実施期間は3月17日まで。