アイシロン、スケールアウトNASのSSD搭載製品-ネームスペース処理時間を短縮


 アイシロン・システムズ株式会社(アイシロン)は2月12日、スケールアウトNAS「Isilon Sシリーズ」「同 Xシリーズ」において、SSD搭載製品を発表した。SSDとストレージOSの「OneFS」を組み合わせることで、高い拡張性やパフォーマンス、柔軟性を実現できるという。「Isilon IQ 5000S-SSD」「同 10000x-SSD」「同 32000x-SSD」の3製品が用意されており、3月下旬の出荷開始を予定する。

 新製品は、ネームスペース処理にかかる時間を短縮させるためのもの。SSDをメタデータ用に、SATA/SAS HDDをそれ以外のデータ用に用いることで、SSDを利用しない場合と比べ、遅延を1/8に低減し、IOPS性能を2倍に向上させられるという。これによって、サーバー仮想化、EDA、記入に関する定量分析といった用途や、ホームディレクトリ、データレプリケーションなど、従来のNAS用途を含めて、性能の向上が可能になる。


(石井 一志)

2010/2/12 12:28