F5ジャパン、自社製品向け統合管理ツール「Enterprise Manager 2.0」
F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は2月12日、アプリケーションスイッチ製品群「BIG-IP」を管理するソフトウェアの新版「Enterprise Manager 2.0」を発表した。サポート契約を継続しているユーザーは、無償で新版にアップグレードできる。
Enterprise Managerは、BIG-IP Local Traffic Managerをはじめとする同社製品を管理するための製品で、その状態をリアルタイムに把握し、統合管理を行うことができる。また、運用ポリシーをカスタマイズすることで、認証、設定管理、ソフトウェア更新といった繰り返しの多いタスクを自動化可能な点も特徴。設定エラーを防ぐ効果が得られるほか、IT部門のスタッフは、より重要度の高いタスクに専念できるようになるとしている。
さらに、ネットワークとデバイスのパフォーマンスモニタリングについては、必要なプリセットのしきい値とアラートを設定でき、IT部門は、アプリケーションデリバリ環境のトラフィック変化に迅速に対応可能。リソースプールおよびそのプールの使用者を管理できることから、定期メンテナンスのためにサーバーをオフラインにするなど、BIG-IP製品と関連サーバーを迅速に変更可能になっている。
加えて今回は、Enterprise Managerのハードウェアプラットフォームの最上位となる「Enterprise Manager 4000」も発表された。クアッドコアCPUを搭載するなど、既存製品よりもハードウェア性能が向上している。価格は325万円(税別)から。
2010/2/12 16:18